生後1ヶ月の赤ちゃんと車で遠出をするときは、どうしたらいい?

長距離移動の注意点をチェック!

生後1ヶ月の赤ちゃんを連れて遠距離移動をするのは、できれば避けたいもの。でも遠方の実家に帰省したり、里帰り出産から帰ったりするときなどは、どうしても長距離移動をしなければなりません。

移動が長時間に及ぶ場合は、パパもママも「長距離で疲れないだろうか?」「風邪を引いたら大変」などと、あれこれ心配してしまいますね。

生後1ヶ月の赤ちゃんと一緒に長距離移動をするときは、電車やバスを使うよりも、車での移動がおすすめです。そこで、生後1ヶ月の赤ちゃんと車で遠出するときの方法や、長距離移動の注意点などについてお話ししましょう。

生後1ヶ月の赤ちゃんを車に乗せる場面

どうしても赤ちゃんを外出させなければならない時は幾つかあります。
まず生後一ヶ月を経過した頃には1ヶ月健診とお宮参りに連れて行くことになると思います。
1ヶ月健診は身長や体重などの発育状況や病気を調べる為に行われるもので、生まれた病院で行われることが多いようです。
お宮参りは土地の守り神に赤ちゃんの健康的な成長をお願いする行事です。
もし実家に里帰りして出産したのであれば、自宅に戻る際に赤ちゃんとの同行が必要になります。これらを見越して、備えておくと良いかもしれません。

赤ちゃんとの車移動で用意しておきたいもの

大人だけであれば身軽に出かけられますが、赤ちゃんを車に乗せて連れて行く場合は準備しておくべき物が多数あります。以下に一般的なアイテムを挙げましたので、参考にしてみてください。

チャイルドシート

自動車の走行中はどうしても赤ちゃんの身体が不安定になります。ベビーカーに乗せて行う普段のお散歩とは違い、お父さん・お母さんが運転などで充分に様子を見られない状態も考えられますので、チャイルドシートを利用しましょう。
チャイルドシートは6歳未満まで使用義務があるため、さまざまなタイプがあります。生後1ヶ月の赤ちゃんを乗せる際は新生児用のものを選ぶのはもちろん、車種に適合しているものなのかどうかも安全性に関わります。購入する際は店頭のスタッフに聞いたり、説明文をよく読んだりしてチェックしましょう。

母子手帳・保険証・診察券・乳児医療証・お薬手帳

外出中に赤ちゃんの具合が悪くなることもあります。いつでも病院に連れていけるように母子手帳・保険証・診察券・乳児医療証・お薬手帳を持参しましょう。

授乳グッズ(ケープや哺乳瓶など)

個人差がありますが、授乳頻度はおおよそ1~3時間間隔だといわれています。
外出中に授乳出来るよう、関連グッズを持ち歩くと良いです。

オムツ・おしりふき

1日あたりのオムツの交換頻度は多いと10回以上にも及びます。
外出時に取り換える必要があった場合でも対応出来るように、用意して出かけましょう。

ゴミ袋

衛生面に配慮するのであれば、ゴミ袋も必要です。
使用後のオムツやお尻拭きをまとめることが出来ます。

着替え

飲み物が溺れたり、排出物で汚れたりなど、赤ちゃんが着衣している服は汚れがちです。
もしもの事があった時の為に、準備しておきましょう。

口を拭くガーゼなどの布類

授乳後の赤ちゃんの口回りを拭く時や、ヨダレで汚れている時に利用出来るので、ガーゼやウエットティッシュを持っていると良いです。

バスタオル

バスタオルはひざ掛け、おむつ替えの時に使えます。
利便性の高いアイテムなので、1枚あると重宝します。

生後1ヶ月の赤ちゃんと車で遠出するときのポイント

赤ちゃんを遠出させるのは注意すべき点や荷物がたくさんあるため、手間がかかります。しかしある程度の月齢に達すると連れて行かなければならない場所もありますので、予想される事態をあらかじめ把握し、充分な対策をとりましょう。

いきなり遠出をせず、まずは近場の外出からスタート

いままでずっと家にいた赤ちゃんを、いきなり遠出させるのは、パパママにとっても赤ちゃんにとっても大変です。

まずは天気のいい日に近所を散歩したり、車に乗って近場を移動したりして、少しずつ外出に慣れていきましょう。

生後1ヶ月検診のときに、赤ちゃんを車のチャイルドシートに乗せて、試し乗りをしてみるのもいいですね。ママ一人で検診に連れて行くときは、ベビーミラーを取り付けておくと、車を走らせながら赤ちゃんの様子を見ることができます。

チャイルドシートに乗せて、1時間ごとに休憩をとる

生後1ヶ月の赤ちゃんを車に乗せるときは、安全のために必ずチャイルドシートを使用しましょう。

「チャイルドシートは赤ちゃんにとって窮屈だから」と使わないパパママもいるのですが、もし赤ちゃんを抱っこしながら車を走らせたりすると、急ブレーキをかけたときに大変なことになるので、たとえ生後1ヶ月の赤ちゃんでもチャイルドシートは絶対に必要です。

首がグラグラしないよう、シート内にはインナークッションを入れてあげましょう。1時間ごとにサービスエリアに寄り、こまめに休憩をとることも大切です。

移動のスケジュールはゆとりをもって立てること

赤ちゃんがぐっすり寝ていると、「このまま現地に直行しよう!」と、ついそのまま何時間も走り続けてしまいたくなりますよね。

「少しでも早く到着したい」という気持ちはわかるのですが、たとえ寝ていても赤ちゃんの体は振動で疲れているので、起きたとたんにグズってしまうかもしれません。どんなに長くても、2時間に1回ほどは休憩し、赤ちゃんをリラックスさせてあげましょう。

移動のスケジュールはゆとりをもって立て、サービスエリアの休憩では赤ちゃんをチャイルドシートから降ろしてあげて、体を自由に動かせるようにしてあげることも必要です。

授乳やミルクはゆっくりと時間をかけてあげ、20ml~30mlほどの少量の水分も補給します。ミルク用のお湯はサービスエリアに用意されている場合も多いのですが、衛生面やお湯の温度などが心配なときは、ポットにお湯を入れて持って行った方がいいでしょう。

運転は安全第一を心がけ、左車線をゆっくり走る

運転は安全第一で、車の窓に「Baby in Car」のステッカーを貼り、一番左の車線をゆっくり走るのが理想的です。渋滞に巻き込まれてしまうこともあるので、赤ちゃんがぐずったときのために、おもちゃも用意しておきましょう。

車内の環境にも、気配りが必要です。直射日光があたる場所は避け、どうしても日があたるときは日よけ用のシートで日光を遮るなどして、快適な車内空間を作ってあげることが大切です。

赤ちゃんを連れて外出するときは、暑すぎる季節や寒すぎる季節を避けるのが基本ですが、やむを得ず夏季や冬季に車に乗るときは、保冷用や保温用の背当てシートを使うのもひとつの方法です。

できるだけ人ごみを避け、サービスエリアでは授乳個室を利用する

生後1ヶ月の赤ちゃんを連れて外出をするときに、最も避けたいのは、人がたくさんいる場所に行くことです。

赤ちゃんは免疫力が弱いため、感染の危険性が高いところに行くのは、基本的にNG。たとえ車で移動する途中に、有名な観光地やアウトレットモールがあったとしても、「ちょっと寄って行こう」というのは止めておいた方がいいでしょう。

そうはいっても、長距離を移動するとなると、サービスエリアにだけは寄らないわけにいきませんね。サービスエリア内ではできるだけ人の少ない空間を選んで歩き、授乳やオムツ替えなどは、授乳個室を利用するといいでしょう。

上のお子さんがいる人は、キッズスペース付きのサービスエリアがおすすめです。あらかじめインターネットでサービスエリアの情報を調べておき、計画的に休憩すると安心です。

パワーウインドウに挟まれないようにする

赤ちゃんは予想もしない行動をとりがちです。車に乗せている時も赤ちゃん自身の手がパワーウインドウのスイッチに触れたり、窓の開閉時に隙間に指を挟んだりなど、危険な行為をする可能性があります。この様なリスクを防ぐ為にも、ウインドウの設定を工夫しましょう。例えば、パワーウインドウのメインスイッチをオフにしておけば、運転席以外の窓の開閉が出来なくなります。

また、自動車を買い替える予定の方は、窓部分に障害物を検知するシステムが組み込まれている物にすると危険が減ると思われます。

短い間でも車内に放置するのは厳禁

赤ちゃんを車の中に放置するのも大変危険です。車内は熱が籠りやすく、夏だけではなく春や秋でも50℃を超える可能性があります。

大人であれば危険な温度の空間から自力で出る事が出来ますが、赤ちゃんでは難しいものです。短い間だとしても、赤ちゃんを車外に連れて行くようにしましょう。

車での遠出は赤ちゃん最優先で

生後1ヶ月の赤ちゃんを連れて、車で遠距離移動をするというのは、パパママにとってハラハラドキドキの大冒険かもしれません。

それでも、どうしても連れていかなくてはならない状況になることは、あるものです。上記に挙げたことをできるだけ守って、何があっても赤ちゃん最優先で行動し、何とか無事に目的地にたどり着きたいですね!

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