天才を育てるために、親がやっておくべき3つのこと

天才を育てるために絶対に外せない素養は「自主性」

子どもを天才を育てるために必要な素養は、記憶力や集中力などさまざまありますが、何かひとつだけを選ぶとすれば、やはり「自主性」ではないでしょうか?

たとえば、史上最年少タイトルを塗り替えた将棋の藤井聡太棋聖は、幼い頃から将棋に夢中だったそうです。「将棋がやりたい」という聡太少年の気持ちを大切に思ったお母様は、5歳の聡太少年を将棋教室に連れて行き、習わせてほしいと先生に頼んだとか。

それからは「学校に行かずに将棋をしたい」と思うほど集中して、将棋に打ち込んだそうです。藤井棋聖が天才に育ったのは、「将棋がしたい!」と思う聡太少年の並外れた自主性があり、それを伸ばしてあげたお母様の優しさがあったからこそ、実現したことでしょう。

このように、親に「やりなさい」と言われてやるのではなく、自分が本気で「知りたい」「追求したい」と思うことに集中できるかどうかが、天才への分かれ道といえます。

子どもが好きなこと、やりたいことを、とことん伸ばしてあげる

では、どうすれば子どもの自主性を育てることができるのでしょうか?答えはとても簡単です。それは、子どもが好きなこと、やりたいことを、とことん伸ばしてあげるだけです。

よく「パパは平凡なサラリーマンになっちゃったから、子どもだけはエリートに育てたい」と言うママがいますが、それは発想の段階でちょっと間違っているかもしれません。

エリートになりたいと思うかどうかは、子どもが自主的に決めることで、親が決めることではありません。親がやるべきことは、子どもが大好きなことを、ただ応援してあげるだけでいいのです。

たとえば子どもが虫に興味をもっていて、虫の標本を集めることに夢中になっていたら、パパママはそんな我が子を、ただただ優しく見守ってあげましょう。

ときには自然の中に行って一緒に虫捕りをしたり、昆虫博物館に連れて行ってあげたりしてもいいですね。自分が好きなことなら、子どもはどんどん自主性を発揮して、誰に何を言われなくてもグングンと才能を伸ばしていきます。

自主性を育てるためには、親が辛抱強く待ってあげることも必要

子どもの自主性を育てるためには、「自分にはできる!」という自信を持たせることが大切です。そしてそのためには、親はときにはじっと我慢して、辛抱強く待ってあげることも必要です。

たとえば子どもが服を着ようとしてうまく着られないときに、つい親は手伝って着せてあげてしまいますが、これでは「自分で服が着られた」という成功体験は生まれません。

子どもが自分で着ようとしているのなら、たとえ時間がかかっても、着られるまでじっと待ってあげましょう。そして着られたときに、「すごいね!自分で洋服が着られたね」とたくさんほめてあげると、子どもは「自分はできるんだ!」という自信を持つことができます。

こうした成功体験をいくつも積み重ねることで、子どもは自分の可能性を信じることができるようになり、やりたいことに向かって全力投球するようになります。

子どもはもともと、「自ら伸びる力」をもっている

このように、子どもを天才に育てるために、親がしてあげることというのは、実はあまりありません。むしろ、子どもの可能性をどれだけ摘まずに育てられるかが、非常に重要です。

いってみれば、子どもを天才に育てようと思ったら、親はただただ子どもを見守るだけでいいのです。子どもはもともと「自ら伸びる力」をもっていて、それを親が優しくサポートしてあげることさえできれば、子どもは何倍にも何十倍にもその能力を発揮するからです。

逆に、どんなに素晴らしい教材を使って才能教育をしても、子どもがそのことを喜ばなければ、天才は育ちません。もちろん、幼少期からの英才教育によって素晴らしい才能を開花させる子どももいますが、それがピッタリ合っている子もいれば、まったく受け付けない子もいます。

それはもうその子の個性としか言いようがなく、才能教育に興味をもたない子に無理やり教育を押し付けると、かえって自主性を奪ってしまうことがあるので注意しましょう。

「我が子がいま何を求めているのか?」を見極め、その気持ちを大切にしてあげることが、本当の意味の才能教育といえるかもしれません。

まとめ

子どもを天才に育てるためには、自主性を育むことが大切であること。そのためには子どもの好きなことを伸ばしてあげることが必要で、親はそれをサポートしてあげるだけでよいことが、おわかりいただけたでしょうか?

そして、子どもを天才に育てる源となるのは、パパとママの愛情のシャワーです。子どもを心から愛しみ、夫婦仲良く子育てをしていると、子どもは黙っていても天才を発揮します。

親という「心の基地」をもっている子どもは、手放しで人を愛し、豊かな心でさまざまなことにチャレンジするでしょう。そんな我が子を、天才に育てるためではなく、幸せになることを願って、育てていきたいですね!

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