トイレトレーニンググッズ選びのポイント!トレーニングが楽しくなる環境、補助便座の使い方
- 2021/9/25
- スキルアップ時間


子どものトイレトレーニングにはいろいろとやり方があります。どの方法を選ぶかはそれぞれの家庭によっても違うと思いますが、みんなどのように、そして、どんなグッズを使って進めているのでしょうか?パパママが子どもの頃に使っていた「おまる」は、今もあることはあるのですが、最近のトイレトレーニングにはもっと違うものが使われているようです。
トイレトレーニングには補助便座が必要

保育園に通っていると、1歳を過ぎてひとり歩きが上手になった頃から徐々にトイレトレーニングを始める子が増えます。
もちろん最初から便座に座ってできるようにはなりません。まずは、ここが排泄をする場所であることを教えることから始まり、次は便座の座り方といった具合に、ひとつひとつ根気強く教えていくことが必要になります。
発達状況もみながらになりますが、保育園の1歳児クラスではだいたい月齢順にトイレトレーニングが開始されていきます。保育士による指導もありますが、同じクラスの子がトイレトレーニングをしているところを見て、真似しながら覚えていきます。
保育園のトイレは園児が使うので、最初から子どもの体にピッタリなサイズの便座が設置されています。しかし、家庭のトイレは大人用で大きいので、子どもはひとりでトイレに座ることができません。
そのため、トイレトレーニングを開始する前に、子どもの体にあった便座など、トイレトレーニングにはいろいろとグッズが必要です。補助便座といいますが、自宅が洋式トイレであれば、必要になります。備え付けの便座そのままで座らせてしまうと、おしりが小さすぎてトイレにお尻がはまってしまうからです!
トイレトレーニングに便利!トイレ用ステップ台のメリットとは

最近のトイレトレーニング用グッズで人気なのが、トイレ用踏み台・ステップ台です。トイレトレーニングを開始するとき、補助便座やおまるを購入する人は多いと思いますが、最近はトイレトレーニング用に踏み台・ステップ台を一緒に購入する人も増えているとのこと。踏み台・ステップ台を使うメリットは次のとおりです。
子どもがひとりでトイレに座れる
自宅の洋式トイレは、子どもがひとりで座るには高すぎるので、トイレ用ステップ台がない場合、補助便座を付けた便座に子どもを抱っこして座らせる必要があります。トイレ用踏み台・ステップ台があれば、子どもがトイレに行きたいとき、ママやパパを呼ばなくてもひとりでトイレを済ませることができます。また、踏み台・ステップ台がない場合、子どもを便座に座らせるとき、抱き方に気を付けないと腰を痛めてしまうことがあります。元々腰痛持ちのママだと、子どものトイレに行くたび激痛の恐怖におびえることに…。その痛みがステップ台の存在で無くなるのですから、購入する人が増えたことはうなずけますよね。
上手に踏ん張ることができる
トイレトレーニングのとき、おしっこは上手にできるけど、うんちがなかなかうまくできない、ということがあります。これは、トイレに座っているときに足が宙に浮いていて、うまく踏ん張ることができないということが原因のときもあるのです。上手に踏ん張れないことが原因で便秘になってしまう子も多いといいます。踏み台・ステップ台があれば、補助便座が必要な小さい子でも、踏み台・ステップ台に足を置いて踏ん張ることができます。
子どもが自分で排泄物を流し、手も洗える
トイレのタイプにもよりますが、水を流すレバーやボタンが、上部についている物があります。そのため、子どもが用を足したあとに自分で流すことができず、大人を呼んで流してもらわなければならないのですが、踏み台・ステップ台があれば、子どもが自分で水を流すことが可能に。また、手洗いも踏み台・ステップ台があればひとりでできるようになるので、「自分ひとりでできた」という自己肯定感が生まれることにつながるかもしれません。
大人も使える
大人もトイレトレーニング用踏み台・ステップ台を使うことで、便秘解消になったという声があります。子どもが使わなくなってからも便秘気味なパパママが使い続けている、というケースもあるようです。
踏み台・ステップ台の種類
あると何かと便利な踏み台・ステップ台ですが、いろいろと種類があるようです。人気商品からピックアップしましたので、購入する際の参考にしてください。
踏み台(長方形型)
最もポピュラーでシンプルな形状の踏み台です。トイレのほか洗面所やキッチンでも使うことができ、トイレトレーニング後も幅広い用途に使えます。滑り止めがついているタイプがおすすめです。
踏み台(アーチ型)
洋式トイレの形に合うよう、アーチ型にカットされた踏み台・ステップ台です。長方形型の踏み台・ステップ台よりも省スペースで使用できるのが特徴。軽量のわりに安定感があるので、大人の便秘対策にも使われることがあります。
補助便座一体型ステップ
補助便座と踏み台・ステップが一体になっているタイプです。転倒防止の手持ちハンドルがついている物が多いので、子どもがひとりで便座に上るときも安心です。折りたためるので、使わないときは隙間に収納しておくこともできます。低年齢のトイレトレーニングにおすすめです。
折りたたみ式ステップ
手軽に持ち運べる折りたたみ式ステップも、子どものトイレトレーニングに使えます。トイレは狭いので大きくてかさばるのは困る…という家庭で使われているようです。トイレトレーニング用として使わなくなった場合でも長く使いやすいと、選ぶ人が多いです。
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踏み台・ステップ台を選ぶときの注意点

トイレトレーニングの時にあると便利な踏み台・ステップ台ですが、購入するときにはいくつか注意点があるようです。
ひとつは、自宅のトイレの形・サイズに合ったものを選ぶこと。踏み台・ステップの高さが合わずに子どもがひとりで便座に座れないということがあると、無駄になってしまいます。形が合わなくて足が置けない、ということもあるようなので、自宅のトイレの形、トイレ空間の広さをしっかりと確認してから踏み台・ステップを選びましょう。
子どもが乗っても安全で使いやすい踏み台・ステップを選ぶのも大事なポイントです。滑り止めがついているもの、踏み台としてバランスが取れる安全なものを選ぶようにしましょう。
トイレのスペースを邪魔しないものを選ぶことも重要です。子ども用の踏み台・ステップ台がトイレのスペースに収納できず、邪魔になってしまうようだと、みんながストレスに感じてしまいます。また、衛生面に問題ができる構造のものもおすすめしません。トイレトレーニングを始めて、すぐ上手にできるようになる子はほぼいないと考えて良いので、失敗してしまってもサッとふき取りができるもの、お風呂で洗い流しやすいものを選ぶようにしましょう。きれいな状態でトイレトレーニングを済ませられれば、踏み台・ステップ台をそのまま別の用途で使い続けることも可能になりますよ。
トイレトレーニングが楽しくなるトイレとは?

トイレトレーニング用踏み台・ステップ台を使うことに併せて、トイレトレーニングがもっと楽しくなるトイレの環境を作ってみましょう。
キャラクターの絵がついたグッズを使う
補助便座でも人気キャラクター仕様のアイテムが販売されていますし、トイレットペーパー、トイレマットなどを、子どもの好きなキャラクターのものにすると、トイレトレーニングを楽しんでくれるようになります。
トイレのドアや壁に、好きなキャラクターなどのポスターを貼っても喜びますよ。
トイレの照明を明るくする
トイレは狭いので、薄暗いと子どもは圧迫感を感じ、トイレが怖いと思ってしまうかもしれません。「トイレって怖い」という感覚を持たせないために、トイレの照明を明るいものに変えるという方法は有効です。小窓がある場合は、少し開けてあげると安心することがありますよ。
こまめに掃除をする

子どもがどこを触っても良いように、トイレをいつも清潔にしておくことが必要です。「汚いから触らないで!」という事が頻繁にあると、トイレは汚いところだ、という情報がインプットされ、トイレが嫌いになってしまうかもしれません。安心してトイレトレーニングができるよう、子どもが触りそうなところは特に気を付けて掃除をしておくようにしましょう。
トイレに関する読み物を使って、トイレのことを教える

トイレに置く必要はありませんが、トイレは何をする場所なのか、トイレはどうやって使うのかを分かりやすく解説した絵本を読み聞かせておくと、トイレトレーニングがスムーズに進みます。小さい頃、後追いでトイレにも行けなかった、というママもいるかもしれませんが、それは、トイレでママが何をしているのかが分からなかったこともあります。自分もその場所を使うことになると、子どもは考えてないと思いますので、絵本を使って、ここは何をするところなのかをゆっくり教えてあげましょう。おむつではなくトイレで排泄ができるようになることは嬉しいことなんだ、ということを上手に教えられるといいですね。
まとめ
トイレトレーニング用の踏み台・ステップ台などのグッズを紹介しました。ひとりで排泄できるようになることは、子どもにとっても大きな自信になると思います。内容は飛びますが、病気でトイレにひとりで行けない状態になった人が、回復してひとりでトイレに行けるようになったとき、健康というものに大変感謝をしたという話がありました。トイレがひとりでできるということは、人にとって大きい喜びだということが分かる話です。
子どものトイレトレーニングは、時にうまくいかないときもあるかもしれませんが、ずっとトイレができないということは考えられませんから、この苦労も成長過程の一時のことと、のんびり構えていきましょう。
