学童保育ってどんなところ?習い事もできる学童があるって本当?現代の学童保育事情まとめ

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コロナ禍2年目の夏休み。家でゴロゴロ、ゲーム三昧でいいのだろうか…と心配になるし、学童保育に通わせた方がいいかな?と考えている人も多いのではないでしょうか。でも学童保育って、保育園のように色々と条件があるのか、保育料金、お弁当のことなど、どうなんだろうと気になりますよね。

保育園とは違う?学童保育に関する基本情報

保育園と学童保育、両方とも「保育」という言葉が入っていますが、具体的にどんな違いがあるのでしょうか。保育園(保育所)は、保護者が就労や病気で未就学児の養育ができない場合、身の回りの世話などをしてくれる場所です。保育時間は朝8時~16時30分となり、朝7時~とか、夕方19時までなど、保育園によって延長保育時間の設定があります。保育を担当するのは「保育士」で、基本的な生活習慣や社会性、成長に合わせた遊びを教えてくれます。季節ごとのイベントや日々の活動内容を紹介する発表会を開くこともあります。

対して学童保育は、小学生の保護者が仕事や病気で日中家にいることができない場合に提供する生活の場、ということです。学童保育の職員は、一般的に保育士、社会福祉士、教員免許の有資格者が採用されるケースがほとんどですが、実際は教育・福祉関連の資格がなくても学童保育で働けます。学童保育というと、主に学校の宿題をしたらそのあとは自由に遊ぶ、という感じですが、施設によってはお楽しみ会やクッキング教室など、月1くらいのペースで何かしらのイベントを開催しているところもあります。保育時間は学童保育によって異なりますが、平日なら授業終了後~18時くらいまで、土曜日、夏休みなどは朝8時~18時くらいまでが多いようです。中には延長保育で19時以降も見てくれる学童保育もあります。日曜祝日、年末年始は大抵の学童保育がお休みです。

学童保育を利用できる年齢は施設によってさまざまなので、注意が必要です。一般的には小学校卒業の年まで利用できますが、小学校3~4年生くらいまでしか利用できない施設もあります。

学童保育にもいろいろ種類がある

学童保育は保育園と同じで、厚生労働省の管轄で運営されているところがほとんどです。自治体運営、民間運営というふうに大きく2種類あるのですが、さらに詳しく分類して解説してみます。費用、保育内容に多少違いもみられるので、学童保育選びの参考にしてください。

公立の学童保育

市区町村などの自治体が設置する学童保育所です。設置は自治体でも、社会福祉法人や教育関連企業などの民間団体が運営していることもあり、その場合は公設民営学童と言います。地域によっては放課後児童クラブ、学童クラブなどと呼ばれることもあります。両親が働いていることが利用条件で、利用できる年齢も小学3~4年生までであることが多いようです。公営のため費用が安く、月4000~1万円程度が平均。所得によって利用料金が違う自治体もあります。土曜日や夏休みなど長期休業時には、お昼のお弁当が必要です。

放課後子ども教室

こちらは公立小学校に通う小学生なら誰でも通える学童保育で、管轄は文部科学省です。自治体が小学校の空き教室や児童館を利用していることが多く、放課後に子どもたちが宿題をしたり、スポーツをしたりなどの活動を支援することが目的です。見守りの先生は地元のボランティアが担当することも多いようで、料金はなんと無料です(イベント時は会費あり)。設置している自治体運営がほとんどですが、NPO法人、民間企業が運営している場合もあります。保育時間は下校時間~17時くらいまでで、土曜日はお休みのところが多いようです。

民間学童保育

民間企業や学校法人が設置・運営するのが、民間学童保育です。土曜日や長期休業時には給食の提供を行なったり、早朝や夜間の延長保育を行なったりしているところもあります。こちらも両親が働いているかいないかも、学年も関係なく、誰でも通うことができます。

進学塾を含む学習塾、習い事教室、スポーツクラブなどを運営する企業の参入も増えてきていて、放課後親が仕事を終えて迎えに来るまで、運営する企業が持つ特色の活動を楽しむこともできるようです。費用は公営に比べると高めで、入会金があり、週5日の利用で月1~10万円程度です。習い事の内容によって追加料金が発生することもあります。

費用はかかりますが、夜遅くまで預かってもらえるところも多く、残業の多い両親には嬉しいサービスでしょう。宿題はもちろんみてくれますし、夕食やお風呂のお世話まで担ってくれるところもあるようです。

公立学童保育の利用条件は?

費用が安い公立の学童保育所。こちらを利用できる条件は、自治体など運営団体によって違ってきます。一般的に学童保育を利用できるのは「放課後自宅に保護者がいない児童」なのですが、待機児童問題が発生している地域、公立の学童保育では、学童保育に入所できる優先順位が設定されていることがあります。

学童保育入所の際に優先される条件は、シングルマザー(ファザー)、両親がフルタイム勤務、低学年の子ども、という順番で優先されることが多いようです。

それに対し、祖父母と同居している場合、近隣に祖父母が住んでいる、両親の仕事が短時間勤務であるという場合は、学童保育入所の際に優先順位が低くなることもあります。待機児童問題に悩んでいる地域ほど、優先順位が厳しく設定されている傾向があるので、利用を申し込む際は注意が必要かもしれません。

学童保育を利用している子どもは、全国で130万人以上

2020年7月時点で、学童保育に利用登録している児童の数は131万1008人に達しました。20年前の利用登録者数は39万人あまり、10年前は81万人あまりという数と比べると、ここ10年で約50万人、比率で言うと20年前から3倍以上も利用登録者数は増えている計算です。

日本は40年以上前から少子化が進み、子どもの数はどんどん減っているのですが、反対に、共働き家庭の数は増加の一途を辿っていることが、学童保育利用登録者数の増加理由であると言われています。約131万人の利用者数を学年別でみてみると、1年生が約41.4万人、2年生が約36.2万人、3年生が約27.9万人、4年生が約14.9万人、5年生が約7.1万人、6年制が約3.6万人と、小学校1~2年生(低学年)が半数を超えています。小学3年生までとなると8割を占め、5年生以上で学童保育を利用している子どもは学童保育利用者の5%程度まで激減します。

学年が上がるにつれて学童保育の利用登録者数が減るのは、学童保育に入所できる優先順位に子どもが低学年であるということもありますが、習い事、スポーツ少年団加入、進学塾通いを始める子どもが増えてくることも多いです。学童保育の環境が好きでずっと通い続ける子どももいますが、周りに同学年が少なくなってくることで、学童保育に居づらいなぁと子どもが感じてくるのかもしれません。

学童保育の申し込み方法

夏休みだけ通わせる、年度の途中から通わせる、ということも地域によっては可能ですが、定員数によって状況が変わってくるので、お住いの地域にある学童保育に空きがあるかを調べてみてください。できれば学童保育入所を希望する前年度の秋頃までに、学童保育を運営する団体に問い合わせておくことをおすすめします。運営団体にもよりますが、受付期間を設けているところも多く、受付期間を過ぎると1年間入所時期が遅れてしまうこともあるからです。申し込みについての情報は、保育園や図書館、学童保育所で配布していることもあります。申し込み時期は地域や施設によってさまざまですが、12月~1月頃に1次募集をするところが多いようです。応募の時に必要な書類は、申請書、就労証明書(自営業者は就労状況申請書)のほか、土曜日や延長保育を利用するための申請書、各種調査書なども必要です。病気療養や介護など、親自身や家族の健康上の理由で学童保育を利用する場合は、病院の診断書、障害者手帳の写し、ケアプランの写し等の証明書類が必要です。

学童保育を実際に利用するときの注意点

学童保育を利用しているのは、ほとんどが共働き家庭の子どもです。公立の学童保育は18時で終わるので、残業になってしまった場合などはお迎えが間に合わない!と焦ってしまいます。保育園の時もそうだったかもしれませんが、近くに祖父母が住んでいる人は、お迎えを頼んでおくと良いかもしれません。また、地域ごとで運営している「ファミリーサポートセンター」という制度を利用している人も多いです。こちらは、子育てが終わったシニア世代などが安い費用で短時間子どもを預かってくれたりする制度です。ファミリーサポートセンターでは、保育園・学童の送り迎えのほか、美容院に行っている間や親が病院に通院している間に子どもを預かってもらえたりもできますので、お住いの地域にあるかぜひ確認してみてください。

特に夏休みに学童を利用する場合の注意点ですが、「お弁当作りが大変」という声も多いです。自宅なら、近くのコンビニやお弁当屋さんで買って食べたりもできるかもしれませんが、学童保育を利用している子は、毎朝お弁当を持参しなければいけません。コンビニ弁当を持参しても構わないのですが、周りに手作り弁当が多い場合は、持って行くことに気が引けるかもしれません。

習い事や塾に通うなどで学童を休みがちになり、通うのが週2日程度になってしまうなどの場合、学童保育を退会させられる可能性もあるようです。民間の学童保育は習い事に協力的なところが多いようですが、公立は習い事の時間まで学童保育にいて途中で抜けて習い事に行く、ということが安全上認められていないこともあります。習い事を決めるときは、学童保育のシステムも把握しておきましょう。

まとめ

政府は現在6割にとどまっている女性の就業率を、8割まで増やしたいという目標を掲げています。どんどん忙しくなっていく子育て世代にとって、学童保育は欠かせないサービスであることは確かです。

子ども達も放課後、学童保育の時間を楽しんでいる子が多く、特に保育園を卒園したばかりの小学1~2年生の頃は、保育園の延長のような学童保育の雰囲気が心地良いと感じるかもしれません。しかし、子どもも成長するにつれ、自分の興味を持つ分野に放課後の時間を費やしたいと考えるようになってくると思います。同じ学年の子との友達関係も大切になってくるでしょう。家庭環境というのはそれぞれで、多様化している現代ですが、子どもによっては周りと自分との違いを気にする子もいます。学童保育の利用方法については、両親同士はもちろん、子どもも交えてどのように活用するのか、どんな放課後を過ごしたいかを話し合うことが必要かもしれません。

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