ダラダラしがちな小学生の夏休み、どう過ごす?夏休みを有意義に過ごせるコツをご紹介!

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 1000px-200_01.jpg

新型コロナウイルスの蔓延が止まらない2021年の夏休み。実家への帰省、予定していた旅行も諦め、何をして過ごそうか悩んでいる人も多いと思います。学校のプールも開放中止になっているところがほとんどだし、近隣の公園に遊びに行くことも何となく自粛ムード。子どもたちは例年以上にダラダラ過ごしがちに…これでいいの?という方のために、小学生だからできる夏休みの過ごし方の例をまとめてみました。

夏休みだからって、休みすぎ!

放っておくと朝ごはんも食べず、お昼近くまでテレビかゲームでゴロゴロ…。宿題は?と聞いても「やった」と答えるので、それ以上なにも言えず。ワーママの場合朝は仕事の時間が迫ることもあり、その辺を満足に突っ込めないまま出かけなければいけません。

コロナ禍で外出自粛ムードだし、そもそも猛暑で熱中症も心配だし、家の中でゲーム・動画三昧も仕方ないとはいえ、もっと別の過ごし方はないの?!というのが本音でしょう。

読書するとか、絵を描くとか、宿題以外の勉強とか何か新しいことにチャレンジしてみるとか…。

ママの気持ちを知ってか知らずか。目の前にあるゲームやスマホに夢中の子ども達。でも、おそらく子ども達もママが言いたいことは分かっているはずです。そして、子ども自身も「何かやらなければ」ということは、薄々よぎっているのだと思います。もしかしたら、やりたいことはあるけども、そのやり方、もしくはやりたいことの探し方がわからないのかもしれません。

まずは生活リズムを整える!

まずは時間もお金もかからない、今すぐできることから始めましょう。新学期の事も考えるなら、朝起きる時間、食事の時間、宿題をする時間、お手伝いをする時間、ゲームをする時間と、きちんと時間を決めてやることが大切です。これは、親が決めたスケジュールでは意味がありません。親が自分の理想通りに子どもを管理するのではなく、子どもが自発的に「有意義な夏休みの過ごし方」を考えて、実践することが大切だからです。

親の管理が必要な場合と言えば、例えば、とことんラクしようとする子、逆に、あれもこれもとビチビチに予定を詰め込む真面目な子など、子どもによって計画の立て方は様々あるため、極端な計画を修正してあげる場合です。ここで注意するのは、子どもの方針はできる限り尊重しながら話し合って計画を立てる事、自分で決めたことは最後までやり通すように約束することです。これは、ホワイトボードや模造紙などに記入し、はっきりと「見える化」しておくとやり遂げられます。親が口やかましく注意するより、自分の字で書かれた目標を目にする方が効果的と言えるからです。

規則正しい生活を送り、自分が掲げた小さな目標を達成し続けることで、子どもの中で自己肯定感が育まれてきます。規則正しい生活で頭の中は整理され、次はこうゆうことが自分に必要かもしれない、という「やりたいこと」が生まれてくるかもしれません。

小さい目標、できることからちょっとずつ始めてみましょう。

学童保育を利用する

ワーママなら学童保育を利用している人も多いと思いますが、パート勤務のママ、地域によるかもしれませんが、専業主婦のママでも学童保育は利用できます。

自治体運営、民間運営、様々な学童保育がありますので、それぞれの特徴をHPなどで調べ、利用しやすい施設を選びましょう。たとえば、預かってくれる年齢が小学3年生までという学童保育もありますので、注意してください。学童保育に通うときのお昼ごはんは、お弁当を持参することが多いようです。中には英会話やピアノ、スポーツなどのプログラムを実施している学童保育も存在しますので、習い事も少しやってみたいという子はそちらを選んでみてもいいですね。

しかしいずれも、学童保育には定員があり、申し込み期日もあります。受けるサービスにもよりますが、月謝も数千円~数万円と金額幅も広いです。そちらも施設によってさまざまなので、事前に調べておくことをおすすめします。

祖父母宅で過ごす

実家が近い場所にあるというママは、小学校入学前から両親に保育園の送り迎えや、熱を出したとき通院を頼んだこともあったと思います。その延長で、祖父母宅で過ごさせてもらえるならお願いしてみましょう。自分の実家ならお昼ごはんも用意してくれると思いますし、学童保育より自由に、ゆっくり快適に過ごせるかもしれません。

実家が遠い場所にある場合でも、一足先に子どもだけ帰省させることが可能なら、挑戦してみてください。飛行機も6歳以上は1人で搭乗することができますし、パパママから離れて過ごすことができれば、子どもにとって自信につながることもあります。帰省先に自然が多いなら、自然の中でのびのびと過ごす経験も貴重です。パパママ以外の大人から何か学ぶという経験もあるでしょうし、普段できない経験をすることで成長し、いろんな視点を持てるようになるかもしれません。祖父母の甘やかしが気になる場合はおすすめしませんが、よく面倒を見てくれる両親であるなら、前向きに子どもと相談してみてはいかがでしょうか。

習い事、スポーツを始める

小学校低学年までは学童保育に通う子も多いのですが、中学年、高学年になると、習い事やスポーツの練習に通い始める子も増えてくるので、学童保育にあまり足を運ばなくなります。そもそも学童保育が小学校低学年くらいまで、という場合も多いからなのですが、子どもが成長と共に、遊ぶよりも何か目標を持って取り組むことに喜びを感じるようになることが大きいです。もちろん、小学校中学年、高学年の子どもだけではなく、未就学児や小学校低学年の子も自分からやりたいと言い出す子はいます。

習い事はピアノ、英会話、ダンス、プログラミング、芸術、様々なジャンルがあります。週1回~3回という頻度が一般的ですので、2つ、3つ習い事をかけもちしているという子もいるかもしれません。

スポーツのクラブチームに所属したり、部活・スポーツ少年団に入部したりするのも充実します。習い事より通う日数は増えて大変かもしれませんが、運動することで発達する脳機能もありますし、メンタル面でもストレス発散などのメリットが得られます。何より子どもが好きでやりたいことだったら、大変でも楽しいと感じる事でしょう。

<参考記事>

学習塾などの夏期講習に申し込む

こちらも費用はかかりますが、学習塾で開催している夏期講習に参加するというのも、家でだらけがちな気分も一転するでしょう。学校とは違う雰囲気の場所で勉強することで、勉強に対する意識が変わってくるかもしれません。学力の向上だけではなく、普段通っている学校とは別の先生や児童に出会う機会もありますので、いい刺激になります。色々な出会いが子どもの秘めた才能を開花させるかもしれません。小学校低学年も高学年も、中学受験目的だけではなく、それぞれの目的を持ちながら学習塾通いを始めるいいチャンスになることでしょう。

学習塾だけでなく、スイミングスクール、英会話スクールといった、習い事系の夏休み体験コースもあります。学校が始まると忙しくて体験できなくなるかもしれないので、夏休みを利用して、興味を示す塾・教室探しをしてみても良いかもしれません。

欧米の夏休みは2か月で宿題ゼロ?かわいそうな日本の小学生

有意義な夏休みにするには何をしたら良いか、色々とまとめてみましたが、理想の夏休みって本当に人それぞれだと思います。

大人からすると羨ましすぎる、1か月以上の夏休み。自分だったらあーするのに、こうするのに、という想像をし、ダラダラ過ごす子どもにやきもきするのでしょう。

でも、もし子どもが夏休みにガリガリと勉強に励み、スポーツや趣味に没頭しながら、キビキビと規則正しい生活をしたらそれで満足なのでしょうか?

例えばもし親自身に1か月の夏休みができたとしたなら、将来に役立つ資格の勉強を頑張りますか?毎日規則正しい生活をしますか?健康に気を使った食事をし、普段はしない運動を続けられますか?全部やります!という人もいるかもしれませんが、よく考えてみると、ダラダラと寝て過ごす幸せを満喫したい、という願望が心のどこかにありませんか?

おそらく、子ども達も同じです。「夏休みはダラダラ過ごすためにあるもの」と、有名な教育評論家も口を揃えて唱えるほど。まず、夏休みの宿題を1日5分でも10分でもやっているなら、立派だねと褒めてあげましょう。

欧米では、日本の学校のように宿題は出さないのが普通です。期間も2~3か月間など、日本の2倍ほど休みます。その間、子ども達は「サマーキャンプ」「サマースクール」という教育機関に2週間程度参加することが多いのだそう。小学校はもちろん、中学校、高等学校も夏休みが長いので、年齢に合ったプログラムが用意されているのだそうです。例えば、学習塾のような学力向上系はもちろん、自由研究、職業体験、スポーツ、音楽、自然体験、ボランティアなど、学校の勉強とは全く別の、人生経験になるようなプログラムを合宿しながら学び体験します。運営するのは自治体や学校のほか、教会、非営利法人、習い事スクールやスポーツクラブなどです。夏休み近くなると学校経由でパンフレットが渡されてきて、夏休みに体験したいサマーキャンプに申し込みをするのだそうです。もちろん費用も数万円~数十万円とかかるので費用を出せない家庭も中にはありますが、かなり多くの家庭の子どもがサマーキャンプに参加します。欧米の子どもの自立心の旺盛さは、このようなところで育まれているのかもしれませんね。

まとめ

夏休み、ダラダラと過ごす小学生の子どもの姿を見て心配になってしまうという時は、もしかしたら、子どもの姿を自分に重ねているからという場合もあります。大人が1か月もダラダラと過ごしていたら生活ができなくなりますから、それは心配です。

たしかに、習い事やスポーツを頑張っていて、夏休みも変わらず忙しくしている子もいます。今の子どもは親世代が子どもの頃より複雑な時代を生きていますので、わが子が「のんびり」と過ごすのを選んだなら、ゲームの時間が多少長いと感じても、子どもが自分でした決定を尊重してあげましょう。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 1000-200px_02.jpg

関連記事

バナー1

バナー
  •      
ページ上部へ戻る