【飛行機で帰省】年齢別、飛行機での過ごし方。初めての飛行機でも安心して帰省、対処法をまとめました

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飛行機移動というと、気圧の変化による体への負担、天候がフライトに影響するという心配がつきものです。しかし、何よりお盆やお正月など帰省ピーク時でも交通渋滞がない事、2歳以下の子どもで大人の膝の上に座る場合は運賃が無料になること、移動時間が他交通機関に比べると2倍3倍と短いことがメリットとしてあります。

また、飛行機は数分に一度換気されているので、感染症予防の観点からもメリットが大きいと言えます。

とはいえ、子連れ帰省にはいろいろな準備や対策は必要。飛行機移動に必要な持ち物、心構えなどは年齢によっても違いますので、年齢別にまとめてみたいと思います。

0歳児の場合

出産後初めて赤ちゃんと帰省するときは、特段と心配が多いものです。しかし、睡眠時間が多い0歳児の方が、動きが活発になる1歳児・2歳児より飛行機での帰省はラクと言えばラクです。

0歳児の場合、授乳が大きなポイントとなります。飛行機の離着陸時のタイミングで授乳することで、気圧の変化で起こる耳つまりの対策にもなりますし、そのまま眠ってくれる可能性も。ミルクのお湯は機内でもらえますので、粉ミルクと哺乳瓶は必ず持参しましょう。母乳育児のママは、授乳ケープを忘れずに。離乳食が始まっていてお茶やジュースが飲める場合は、マグもあると便利です。機内は乾燥しているので、ママも水分補給を忘れずにしてくださいね。授乳しても寝付けず、ぐずってしまうこともあります。お気に入りの絵本や持ち運びしやすいおもちゃも持って行きましょう。

なるべく機内でおむつ替えをしなくて良いように、搭乗前におむつは替えておきましょう。機内が乾燥しているのと耳抜き対策で、どうしても水分を多く取りがちになります。紙おむつ、おしりふき、ビニール袋、着替えなどは一式機内に持ち込んでおくようにもしましょう。

乳幼児連れの場合、座席は後方が良いと言われています。おむつ替えスペースやトイレが近く、乗務員席も後方にあるので、乗務員にミルクのお湯を頼むなども便利です。

航空会社によって、チャイルドシートの無料レンタルも可能。2歳以下のきょうだいがいる場合などに、ママ1人で帰省する時は便利です。座席を1つ使う場合は、大人料金の半額程度となる子ども料金を支払う必要があります。

0歳児と一緒に帰省する時は飛行機を利用するメリットがたくさんありますが、気を付けたいこともあります。まず、新生児の場合、航空会社のほとんどが生後8日未満の赤ちゃんは搭乗できないということです。大抵の場合は出産後1週間前後入院しますので、生後8日未満の赤ちゃんと飛行機に乗る状況に遭遇することはなかなかないと思いますが、大事なことなので頭に入れておきましょう。さらに、生後8日以上経っていても、保育器に入っている赤ちゃんは飛行機に搭乗することができません。以上の事に注意して、飛行機での帰省を計画しましょう。

1歳児の場合

歩き始めの子も多く、活発で好奇心旺盛。飛行機の中で大人しく座ってもらえることは期待できないかもしれません。1歳児の場合も、座席はトイレが近い後方、通路側を希望した方が便利なことが多いようです。

1歳児の場合も授乳用品、おむつ替え用品、おもちゃや絵本は機内に持ち込む手荷物に入れておく必要があります。そのほか、口さみしくなってしまったときに食べるおやつがあると安心です。

子どもが歩き回ったり機嫌を損ねてぐずったりしてしまうこともあると思います。飛行機の座席に着いたら、周囲の乗客に「子どもがまだ小さいので、ご迷惑をおかけするかもしれません。」というあいさつをしておきましょう。

スマホやタブレットなどの通信機器は安全上の理由で、電源を切るか、機内モードに設定する必要があり、機内Wi-Fiサービスがない場合はインターネットを利用することができません。機内Wi-Fiサービスがない機体の場合はYoutube動画を見せたり、ゲームで遊んだりすることはできないので、お気に入りの動画や音楽はあらかじめダウンロードしておくか、DVDプレイヤーを持参するという対策が必要になります。機内Wi-Fiサービスについては、航空会社によって違いがあるので、予約時に確認しておきましょう。

予約時、お昼寝時間を狙ってチケットを予約するというのもテクニックのひとつ。卒乳していない場合は0歳児同様、離着陸時に授乳するという方法も検討してください。その際、冷房よけにブランケットかバスタオルを用意しておくと便利です。

2歳児の場合

1歳児の時よりも、少し大人しく座ってくれる時間が長くなるようですが、初めて飛行機に乗る子、乗り物酔いをする子は少し機嫌が悪くなってしまうかもしれません。離着陸時の気圧の変化について「耳が少しツーンとするけど、大丈夫だよ」というふうに説明しておくのも対処法になるかもしれません。耳抜きでお茶やジュースを飲めるよう、マグやペットボトルも忘れずに持参しましょう。

おむつがまだ取れていない子は、1歳までと同様、おむつ替えセット一式は必ず持参。トレーニングが終わったばかりの子も、おむつを着用するか、着替えを1枚持って行くことをおすすめします。

機内Wi-Fiサービスがある機体なら機内モードでも動画を見ることも可能ですが、できない場合は絵本やおもちゃを持って行くと安心です。あまりたくさん持って行くと機内に置き忘れてしまう心配があるので、出発前に子どもと機内に持って行くおもちゃを相談しておきましょう。おもちゃは新しい物を用意すると夢中になってくれます。大手航空会社なら、オリジナルのグッズ、おもちゃをプレゼントしてくれるサービスもありますので、調べておいても良いでしょう。

運賃は、まだ大人の膝上に座るなら無料です。おもちゃで遊んだり、お菓子を食べたり、移動中を上手に過ごしてくれますが、やはりお昼寝をしてくれるのがママにとって一番ラクだと思います。飛行機の予約をするときは、お昼寝をしている時間帯を狙うのがおすすめです。2歳児の場合も、座席は後方の通路側がおすすめではありますが、景色が眺められる窓側を選んでも楽しいかもしれません。

3歳児の場合

3歳からはママのお膝は卒業、という航空会社が多いようです。そのため、大人料金の半額程度を支払い、一人で座席に座ることになります。離着陸時に少し不安になるかもしれないので、絵本かおもちゃを持参しましょう。機内Wi-Fiがある場合でも離着陸時はインターネットが使えないため、離着陸のときは動画などで気を紛らわせることができません。このことも準備段階の頃から子どもに説明しつつ、機内に持って行くおもちゃや絵本も子どもと一緒に選ぶと良いと思います。

お菓子も、「機内でこれを食べようね」と言いながら、機内での過ごし方を子どもと相談しておくと、機内で過ごすときの心構えになってくれそうです。機内で泣かずに予定していたことができたとき、3歳の子どもにとっても自信につながります。

乗り物酔いをする子には、酔い止め薬も必需品です。小粒の錠剤、ドリンクタイプから選びます。中には「6歳以上から服用可」というタイプもありますので、注意しながら選んでくださいね。登録販売者がいないコンビニでは購入できないので、ドラッグストアやネット通販で購入しておくことをおすすめします。

4~5歳児の場合

4歳以上の幼児も、座席はなるべく後方をリザーブするのが良いそうです。前席で広い席はあるのですが、たくさんの人が乗り降りの時行き交うため、感染症リスクが高まるとのこと。後方の席なら人が行き交う割合が減ります。感染症対策から言えば、飛行機搭乗前にキッズスペースを利用することを控えることも必要かもしれません。4歳以上になるとお昼寝をしてくれる子も少なくなりますし、チケットの予約時にお昼寝時間を計算して予約する必要もあまりないかもしれません。搭乗手続き時間に遅れないように早めに家を出発し、お気に入りのおやつや飲み物、新しい絵本や塗り絵などを選んで準備しておけば、あとは機内でも落ち着いてルールを守ってくれます。3歳児までの子どもにも共通しますが、動画などを見るとき、機内にある無料のヘッドフォンは、大きくて子どもには使いづらいので、子ども用ヘッドフォンかイヤフォンがあると便利だと思います。

あと気を配るとすれば、まだ疲れがない午前中~午後に移動時間を取ってあげること、空港に着いたら公共の交通機関で移動するのではなく、実家の家族に車で迎えに来てもらうようにお願いするというくらいで大丈夫です。

6歳以上の子どもの場合

6歳以上~小学生ともなると、持ち物はおやつや飲み物、ティッシュやハンカチなどの日用品、ゲーム類など、普段自分が使っている持ち物を自分で用意もできますし、飛行機で過ごすルールもよく理解できるようになるのはもちろんのこと。さらに、6歳以上からは保護者や引率の大人がいなくても、飛行機に一人で搭乗できるようになります。なかなか機会はないかもしれませんが、おじいちゃん・おばあちゃんの家へ一人で帰省する、ということも可能になるということです。ママが出産間近の場合や、仕事の都合で帰省ができない場合など、空港の搭乗口まで連れて行けば、あとは航空会社の乗務員が引率してくれます。目的地に着いたらおじいちゃん・おばあちゃんに出迎えてもらえるようにお願いすれば安心です。こちらは予約時に必ず航空会社の『お手伝いサービス』など、専用デスクに申し込みが必要です。チケット予約も含め、ネット予約は不可なので、必ず専用ダイヤルで予約・申し込みをしましょう。

飛行機に乗ることはもちろん、おじいちゃん・おばあちゃんの家へ、親と離れ一人で滞在することになります。こちらもきちんとできる子じゃないと一人旅は難しいので、子どもの成長具合に合わせて、無理せずに制度を利用してくださいね。

まとめ

小さい子ども連れの帰省について、飛行機を利用した方が断然ラクだったという意見が多いです。国内移動であれば、1時間~1時間半、北海道(新千歳)から沖縄(那覇)まででも4時間未満あれば日本全国どこへも行ける飛行機。実家の両親、友達に会って話せる時間を少しでも長く取るためにも、ぜひ利用を検討してみてください。

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