3歳児の帰省、新幹線・飛行機移動を楽しく過ごすコツ。長距離帰省で気を付けることは?

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夏休み、3歳児を連れて帰省を検討しているけど、長距離移動が耐えられるか心配。コロナ禍で自家用車を使った移動が推奨されていますが、車を持っていない場合は公共の交通機関を利用するしかありません。去年は自粛していたけど、今年はぜひ帰省したい…という場合、どんな事に気を付ければいいのでしょうか?おすすめのグッズもご紹介しつつ、公共の交通機関を使って3歳児と帰省する際の注意点などをまとめてみました。

3歳児を連れた長距離移動は大変!

言葉もだいぶ覚え、自分の事も少しずつできるようになる3歳児。おむつ外れも進んでいる場合は、かなりお世話が楽になってきていますよね。体力面も成長し、普段のおでかけは問題なくできていると思いますが、2時間以上かかる長距離移動の経験はこれまであまりしていない人が多いのではないでしょうか。

自家用車を使っての移動なら、子どもの様子を見て、時々休憩をはさんで…ということも比較的自由にできますが、公共の交通機関を使う場合そうはいきません。

自分ひとりの場合はほぼ時間通りに動けると思いますが、小さい子どもを連れての長距離移動は、なかなか時間通り、計画通りにいくことは難しいのが現実です。

帰省先によって利用する交通機関も違うと思いますので、のちほどそちらの注意点も個別で紹介していきます。

3歳児の帰省で用意する持ち物について

数日分の着替え、歯ブラシ、タオルなど、すぐに使わない物は段ボールに入れて宅急便で送ると便利ですが、移動中に必要な最低限のアイテムは持参する必要があります。

移動時に持って行きたい、基本的な持ち物をリストにしてみましたので、参考にしてくださいね。

酔い止め薬

普段から乗り物酔いをする子はもちろん、普段は乗り物酔いをしたことがなくても、長距離移動の時は酔ってしまうこともあります。錠剤タイプが多いですが、キャンディータイプの酔い止めも販売されていますので、用意しておきましょう。子ども用でも6歳以上から服用可という酔い止めもありますので、使用できる年齢は必ず確認してから購入してくださいね。

お菓子

長距離移動では好き勝手に動けず、小さい子どもはストレスでぐずってしまう事もあります。少しお腹がすいた時に食べられるお菓子を持参しましょう。普段は量を制限しているかと思いますが、長距離移動のときは少し多目に見て、好きなお菓子を数種類用意してあげてください。長距離移動は大変だけど、お菓子がたくさん食べられるからというふうに、帰省の楽しみのひとつになるとラクです。ただし、吐いてしまうほど食べすぎてしまう事だけは注意してくださいね。

おもちゃ、絵本、ゲーム

移動時間は眠ってしまえば一番ラクではありますが、普段と違う環境でなかなかお昼寝などもできないこともあります。暇をつぶすためのおもちゃ、絵本、ゲーム類も必須です。家にある物全部はさすがに無理なので、子どもと相談して持ち運びがしやすくて飽きない物を厳選して持って行きましょう。新しいおもちゃや絵本を売店などで購入してもいいですし、新しいおもちゃか絵本を買っておいて、移動のときにサプライズで渡しても喜んでくれますよ。でも、遊びに夢中になりすぎて、目的地に着いた時に置き忘れてしまわないように注意してくださいね。

お弁当や飲み物

売店やコンビニで買って持って行くのもアリですが、出発前に余裕があるなら手作りのお弁当も子どもにとっては安心できるでしょう。慣れない長距離移動で緊張し、普段よりのどが渇くかもしれませんので、飲み物は行く前に1本は持参しておくことをおすすめします。

ベビーカー

駅構内や空港ロビーは広く、3歳児はずっと歩くと疲れてしまいます。帰省先でもカートがない場所がありますので、持ち運びしやすいB型ベビーカーは持って行くと活躍します。

しかし、B型ベビーカーは体重15kgまでとか、3歳半までとか、制限がある製品も多いので、子どもの体に合った製品を持って行きましょう。

着替え、紙おむつ

トイレトレーニングが終了している子も多いですが、長距離移動の時は紙おむつを着用していると安心です。子どもが嫌がる場合は仕方ないですが、もしもの場合のために持参することをおすすめします。

ハンカチ、タオル、ウェットティッシュ

お菓子やお弁当を食べた時など、3歳児を連れての長距離移動には欠かせないアイテム。汗をかいてしまったときも便利です。

ブランケット、ひざ掛け

夏は薄着で移動すると思いますので、眠くなってしまった時、冷房で冷えてしまわないように持ち運び便利なひざ掛けかブランケットがあると安心です。

保険証、医療証

急病やケガに備えて、念のため保険証や医療証も持参しましょう。普段服用している薬があるときはもちろん持参。お薬手帳もぜひ用意しましょう。

新幹線移動の注意点

長距離移動に便利な新幹線。何といっても6歳以下は、膝上に座らせる場合は無料で利用ができるのが嬉しい点です。実家がある地域に着くまでの2時間、さらには4時間という長距離移動を、楽しく過ごすコツはあるのでしょうか。

指定席を取ると安心

路線によって全席指定という場合もありますが、新幹線は自由席と指定席に分かれています。帰省の時期は混雑していることが多いので、3歳児が座れないことがないよう、ぜひ指定席を取ることをおすすめします。指定席を利用する場合は、料金は520円~で、時期によって変動がありますがそれほど高額ではありません。子どもも1つ席を使いたい場合は乗車券が必要で、こども料金(大人の半額)が発生します。みどりの窓口やHPなどで乗車予定日の1か月前、朝10時から予約が可能。JRのえきねっとでは、駅レンタカーも一緒に予約が可能ですよ。

車両の後部、または先頭側の席を選ぶ

早めに指定席を予約すれば、後部や先頭など、比較的広めの席を選ぶことが可能です。後部は荷物を置けるスペースもありますし、リクライニングも気兼ねなく倒すことができます。自由席でも空いていれば席を選べますが、人気なので指定席を予約する方が確実です。

グリーン車、グランクラスで快適に!

予算に余裕があるときはグリーン車、グランクラスに乗車するのも良い方法です。座席も広めでシートもフカフカなので、3歳児と一緒の帰省を快適に過ごすことができます。2階建ての車両だと、景色も良く見えて子どもも飽きずに過ごせるかもしれません。料金は路線や時期によって変わるので、HPやみどりの窓口で確認しておきましょう。

飛行機移動の注意点

2歳までは膝の上で大丈夫なのですが、満3歳以上は1人分の座席をリザーブする必要があります。利用料金は、各社大人の半額程度です。

飛行機はシートベルトの着用も必要なので、一人で座席に座っていられるか心配ではありますが、チャイルドシートを無料で貸してくれる場合もあるので、予約時に航空会社に確認してみましょう。

機内は乾燥するので、唇がカサカサになることもあります。リップクリームや、ハンドクリームを持参すると安心です。のどや気管支に炎症を持ちやすい子は、普段小児科からもらう薬を持っていくようにしましょう。

とにかく、飛行機での旅は不安がつきものですので、新幹線に乗る場合と同様におやつを食べるなどして気持ちを落ち着かせることも大事です。手のひらサイズの絵本なら持ち運びも便利ですし、タブレットなどで動画を見せるのもおすすめですが、大音量は周囲に迷惑がかかりますので、できればイヤホンを使用するか、子ども用ヘッドフォンを持参しましょう。

飛行機に乗ると、エレベーターでも起こる耳のつまりが起こります。あれって大人でも不快に感じる症状ですよね。何か飲むと治まることが多いのですが、小さい子どもはこの『耳抜き』が上手くできません。パニックになって泣いてしまうのが心配です。飛行機の旅をするときは、耳抜き用の飲み物は必ず持参するようにしましょう。キャンディーなども効果的です。また、気圧調整機能がついた耳栓も空港等で販売されています。こちらの利用を検討してみてもいいでしょう。

コロナ禍で帰省する人は減っている

8月31日まで首都圏、大阪、沖縄で独自の緊急事態宣言が発令されていることもあり、長距離移動を伴う国内旅行や帰省を自粛する人が多い傾向があるようです。HPやSNSで帰省や旅行を控えてくださいというお願いをしている地方自治体が多いので、帰省先の自治体HPは確認しておきましょう。中には、PCR検査キットを無料で送付している自治体もあります。地方の方がウイルス持ち込みには警戒していますので、ワクチンを接種している場合でも、PCR検査を済ませてから帰省することをおすすめします。

また、不要不急の外出は控える傾向は相変わらず続いていますので、帰省しても実家から極力出ないで過ごすしかないというのが実情です。実家の両親がワクチン接種済でも40代以下の若い世代はまだまだ接種率が低い状態ですので、何かしらの事情がない場合は帰省を控えることも検討する必要はありそうです。

まとめ

コロナ禍ということもありますが、帰省先が遠く、里帰り出産から戻ってずっと帰省していない、という人も多いかもしれません。子どもの3歳という年齢は、社会性も身に付き始める頃でもあり、祖父母やいとこと会う経験を積ませるにも適した年齢でもありますので、色々な対策をとりながら帰省に挑戦したいところです。

夏休みの帰省が難しくても、コロナ禍が落ち着いたら、今回の記事を参考にして帰省を計画してみてください。子どもが一緒の旅は予想どおりに行くことは難しくて大変ですが、最初から思い通りにいかないものだと覚悟していればストレスは軽減できます。時間も、必ず余裕を持って。焦って行動すると楽しい旅も一転、ただただ大変な事という記憶しか残りません。持ち物は替えがきかない物以外は、地元で両親に買っておいてもらうのも賢い方法です。この際なので、実家で遊べるおもちゃもついでに買っておいてもらいましょう。また、地元で車移動が可能な時は、ジュニアシートも用意してもらうと便利です。短期間なので、安価な製品やリサイクルショップなどで購入しておいてもらうのもいいですね。

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