熱中症に気を付けよう!暑くてもマスクはしなきゃダメ?感染症対策と熱中症予防をバランスよく行うポイント

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新型コロナウイルスが世界で蔓延し始めて、2回目の夏がやってきました。昨年はただひたすら感染予防を優先にしてきたけれど、今年、またあの暑い中でマスクをしなければいけないのか…と、憂鬱になってしまっている人も多いのではないでしょうか。色々噂されている夏のマスクによる弊害。大人でも辛いのに、小さい子どもが耐えられるか心配してしまうのは仕方ありません。感染対策もしながら熱中症も予防していく良い方法はあるのでしょうか。

子どもは大人より暑さに弱い!

特に乳幼児や幼児は、体温調節機能が未発達のため、大人よりも暑さや寒さにも弱く、体に熱がこもりやすいために、外気の影響を受けて体温が上下しやすいです。さらに身長が低いために地面からの照り返しの影響を受けやすいので、大人が感じている暑さより3℃以上は体感温度が高くなるといわれています。体に対して汗の量も多いために水分や塩分(ミネラル)が失われやすいので、大人より水分を多めに取らせることが必要になります。必然的に、大人よりも子どもの方が熱中症になりやすいといえるのです。

夏でもマスクは常時着用が常識!

ただでさえ暑くて息苦しいのにマスクをして歩くなんて、ストレスが溜まって仕方がないですよね。緊急事態宣言が解除されてワクチン接種も始まったけど、12歳以下の子どもの接種はまだ開始される気配はないし、まだまだ新型コロナウイルスの感染リスクは高いまま…なので、暑いけど、マスクは手放せません。

保育園・幼稚園、小学校への通園通学時はもちろん、運動と給食の時間以外は夏でもマスク着用は義務づけられています。子ども達も慣れてきたがゆえ、知らず知らずにマスク熱中症になってしまうリスクも高まることでしょう。熱中症か感染症か…、どちらもバランスよく防ぐため、気をおきたいポイントは押さえておくことが必要です。

マスクの表面温度はすごいことに!

気温30℃の屋外にいるとき、マスクの表面温度はどうなっているのでしょうか?調べてみたところ、不織布マスク(白)の表面温度は30.7℃、ウレタン生地(白)は29.4℃、布マスク(白)は28.9℃でした。

マスクの表面温度は、マスクの色でも変わってくるようです。黒いマスクを愛用している人も多いと思いますが、黒い色のマスクの場合、不織布で32.3℃、ウレタン生地が33.2℃、布マスクが34.6℃と、白地より1℃~5℃程度表面温度が高いというデータがありました。黒い色は光を集めるという特徴があると聞いたことがあるかと思いますが、マスクの場合も同様のようです。

一方で、マスク着用時と非着用時の体温の変化についてですが、気温35℃のときの体温にそれほど変化はありませんでした。変化があったのはマスク着用時の口元の温度で、特にマスクの中の温度は体温より2℃程度上でした。

専門家が、マスクをした状態で運動を行った場合の深部体温を計測した結果でも、上昇度合いはマスクをしている状態もしていない状態も違いはなかったようです。

しかし、夏の暑い日にマスクをしていると、ただ立っているだけでもマスクの中は蒸気がこもって蒸れ、息苦しさを感じます。そのおかげで、体感温度は高く感じることがあるかもしれませんが、実際にマスクの着用が熱中症のリスクを上げるという科学的な実証はたっていないとのこと。暑いときにマスクをすると熱中症になる、ということはイコールではないとのことです。

マスク着用がもたらす熱中症のリスクとは?

マスク着用が体温上昇の原因とはならないようですが、マスク着用が原因で水分不足や呼吸障害を引き起こすリスクは高くなります。

水分を取るときはマスクを外す必要があり、それが億劫で水分補給の回数も減ってしまい、結果、水分不足が原因となって熱中症のリスクは上がっています。通称『隠れ脱水』とも呼ばれており、通常、乾燥する冬に多い隠れ脱水ですが、コロナ禍で暑い夏でもマスク着用しなければいけない昨今、この隠れ脱水による熱中症には十分注意は必要なようです。

通常ならのどの渇きを感じる状態でも、マスク着用による口元の保湿効果で、のどの渇きを感じにくくなるという現象が起き、水分を取る間隔が長くなります。結果、脱水症状が起きやすくなるようです。こちらの対策としては、のどが乾いていなくても定期的に水分を取る習慣を身に着けさせることが必要です。小さな子どもは新陳代謝も活発で、自分で自分の体調の異変に気づくことは難しいので、保護者はこまめに水分補給を促すなど水分不足に注意を払う必要があるかもしれません。

マスクを着用して運動すると、血中の二酸化炭素濃度、心拍数や呼吸数が上昇してしまい、熱中症を引き起こす原因になってしまうこともあるようです。園や学校で運動の時間はマスクを取るようにと先生から指示があるかもしれませんが、休み時間に遊ぶときなど、苦しかったら無理せずマスクを外して呼吸を整えるようにと教えておきましょう。

熱中症・脱水症状のサイン

このような症状が出たら脱水症状、かくれ脱水の疑いがあります。直ちに処置を行いましょう。

37℃以上の熱が出る

熱中症が疑われるときには、速やかに体を冷やす必要があります。水分を十分に取らせながら、風通しの良い涼しい場所へ寝かせて、首筋やわきの下などを冷やすなど、体温を下げるための処置を行いましょう。

呼吸が早い

小さい子どもの場合、呼吸の状態も確認しましょう。熱中症の場合は脈が遅くなるという症状が出るときもありますので、こちらもチェックしましょう。

めまい、立ちくらみを訴える

意識がもうろうとすると倒れてしまって危険ですので、少しでもめまいや立ちくらみを訴えているときは、早めに対処を行いましょう。手足のけいれんなどもないか、確認しましょう。

腹痛、吐き気を訴える

熱中症がひどくなると嘔吐してしまうこともあります。暑い日に吐き気を訴えるときは、熱中症の可能性を疑ってください。

乳児はマスクなしでOK!

日本小児科医会では、2歳未満の子どもにはマスクは必要ないと示しています。0歳~2歳までの乳児はミルクを嘔吐することが多く、マスクをしていることで、嘔吐したものがのどに詰まって窒息する危険もあります。さらに、呼吸する力も未発達なので、マスクをすることだけで窒息してしまう可能性もあり、呼吸の状態、顔色のチェックもしづらくなります。

3歳以上でも小さい子どもの場合は、例えば周囲に人がいない場面(2m以内)では、マスクを外すようにして、マスク熱中症の予防をしましょう。特に暑い日などは、会話をするとき以外、必要に応じて保護者がマスクをつけたり外したりするタイミングを見てあげることをおすすめします。何歳からマスクをしなければいけないという決まりはありませんが、子どもの成長や体調を見ながらマスクを使用していきましょう。

水分補給をこまめに!

マスク熱中症というワードには、水分不足が大きく関係していることがわかりました。

大人も子どもも、コロナ禍の夏は特に、こまめに水分補給を取るように気を付けましょう。

水分量の目安は、平常時で1時間ごとにコップ1杯(200㎖)程度。そのくらいなら簡単かも…と感じるかもしれませんが、何かに熱中していたりしていると、忘れてしまうこともしばしばあります。さらに運動時には、10分~20分おきに水分を取る必要があることも頭にいれておきましょう。

水分を取る時は、麦茶や水などがおすすめです。緑茶は利尿作用があるので、熱中症対策の飲み物には適していません。スポーツ時にはスポーツドリンクが吸収もよくておすすめではありますが、あまり飲み過ぎると糖分過多となることもあります。また、食事でも300㎖ほどの水分を摂取することができます。スポーツドリンクやジュースの飲みすぎでおなか一杯になり、食事をとれなかったということもよくあるようなので、注意してくださいね。

まとめ

感染症も熱中症も、最悪は命にかかわる病気であることにはかわりありませんが、これから毎日のように30℃以上の日が続くようになると、どちらかといえば熱中症の方がリスクは高いと感じることもあると思います。コロナ禍も2年目で、感染症対策をしながらのイベント開催、アミューズメント施設の営業も行われるようになりました。去年の夏は外出自粛していたけど、今年の夏はおでかけを予定しているという人も増えています。夏のお出かけスポットには海やプールなど、マスクを着用できない場所もありますが、飛沫感染予防のソーシャルディスタンスはしっかり守りながら、夏のレジャーを楽しみましょう。

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