お食い初めのやり方について詳しく解説!由来や食材、メニュー選びで気を付けること

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 1000px-200_01.jpg

まだ離乳食を始めるのには早すぎる時期に行う『お食い初め』という行事。いろいろな用語があって、読み方や由来も難しそう…と悩むことも多いですよね。今回は、そんなお食い初めについて、ひとつひとつを丁寧に掘り下げてみました。

お食い初めの歴史・由来について

お食い初めの歴史は古く、平安時代赤ちゃんにおもちを食べさせる『百日(ももか)』という行事が由来という説、3歳になる頃初めてお魚を食べさせる『真魚(まな)始め』という、皇室で行われていた儀式が公家や武家、一般に広まったという説など、さまざまな由来の説があります。その後お食い初めの時期は、室町時代に101日目、江戸時代に120日目に行われるようになって、今は生後100日前後に行われるようになりました。

最近皇室が行ったお食い初め行事は、秋篠宮悠仁さまの『箸初めの儀』となります。悠仁さまが生後120日前後に行われ、お母さまである紀子さまが、小豆粥を柳箸で悠仁さまの口につけ、丈夫な歯が生えてくるようにと願いを込め、金頭(かながしら)という金屏風などに使用される和紙で包んだ青石をお膳に添える、といった流れでした。

時代とともに形式は少しずつ変化していっているものの、「子どもが丈夫に育つように」「子どもが食べ物に困らないように」という家族の願いがこもっている行事であることは、約1300年たっても変わりはありません。

お食い初めのやり方、食べるマネだけで良い◎

平安時代は3歳で初めてお魚を食べていた、生後100日でおもちを食べる行事があったなど、歴史を見ても赤ちゃんが無事に育つように色々な行事があったようです。

現在は1歳前の離乳食からお魚を食べていますが、それにしても生後100日に固形物は、いくらなんでも早すぎです。お食い初めは、歯が生えてきたことを祝う儀式でもあります。今後、ミルク以外の食べ物を食べるようになったときのことを考えながら、皇室の箸初めの儀でも行っていたように、ご飯や汁物をつけたお箸を赤ちゃんの唇にちょこんとつけるだけで大丈夫です。

『丈夫な歯が生えてくるように』という願いを込めた『歯固めの儀式』のための歯固め石も、本当に口に入れるのではなく、箸で歯固め石に触れ、赤ちゃんの唇に優しくあててあげるだけにしましょう。

日程の決め方はあるの?地域によっての時期の差は?

お食い初めをいつやるかという日程、タイミングを決めるのも、いざとなると悩むことのひとつですよね。現在のお食い初めは赤ちゃんが産まれた日を1日目と数えて、生後100日目120日目の期間内に行うのが主流です。インターネットで生年月日を入力すると自動で日程を計算してくれるページもあるようなので、そちらを利用して日程を決める人も多いようです。でも、何が何でもその期間に行う必要はなく、赤ちゃんの成長具合や体調はもちろん、ママの体調も考慮しながらで大丈夫。家族のスケジュールが合う日、大安吉日などの縁起の良い日にちに、お祝いをするみんなが元気でゆったりした気持ちで赤ちゃんの生誕100日をお祝いできることがベストです。

住んでいる地方や地域によっては、生後110日、120日など、設定の仕方が変わることもあるようです。パパママお互いの両親に住んでいる地域のやり方を一度聞いてみてから、お食い初めの日程を検討することもおすすめします。

地域によって違いもある?!お食い初めメニューについて

お食い初めメニューは、お吸い物、赤飯、焼き魚、煮物、香の物という、いわゆる一汁三菜が基本とされています。一般的に使う食材について、お吸い物には二枚貝の蛤(はまぐり)、赤飯は小豆と白い米で魔除けや厄払いの効果を狙い、焼き魚には『めでたい』という語呂に合わせて鯛を使うのが主流です。煮物は旬の食材や地域の風習にならった食材などで良く、特に決まりはないですが、こちらも紅白を表現するために人参や大根、根にたくさんの子芋が根付くことから「子宝に恵まれる」という縁かつぎで里芋、見通しの良い人生を願って蓮根(レンコン)を使うことも多いようです。香の物も縁起を担いでにんじん(赤)と大根(白)を使ったなます、という食材を使ったメニューが主流のようです。

日本各地で特徴あるお食い初めメニューでお祝いすることもあります。北海道・東北などでは、赤飯を小豆ではなく甘納豆を使う地域もありますし、焼き魚にホウボウという赤い魚を使う地域もあるそう。関西地方には『多幸(たこう)』であることを願う意味を込めて、歯固めにタコの煮物を使う地域もあるようです。

パパとママの出身地が違うとお食い初めのメニューも違ってきて、いろいろ迷うかもしれませんが、基本子どもの成長を願う儀式のメニューであることはどちらも一緒なので、形式にとらわれず気楽に選んでいってくださいね。

お食い初めを行った場所や時間は?

お食い初めのメニューを自宅で作り自宅でお祝いする家庭、仕出し屋さんにお祝い膳を注文する家庭、お宮参りの後に両家の家族と割烹料理店で行うなど、家庭によってお食い初めのやり方はさまざまです。お食い初めを行う場所は参加人数、地域や家庭で代々行ってきた形式をふまえて決める方法もありますが、赤ちゃんの両親であるパパとママの考えも少し大切にしましょう。自分が料理したメニューでお食い初めをしたい、アットホームな手作りのお食い初めで生後100日をお祝いしたいなど、一生に一度のイベントであるお食い初めが、より心に残る思い出になるかもしれません。

お食い初めを行う時間帯にも違いがあるようで、赤ちゃんの生活リズムや、参加する家族が集まりやすい時間帯に合わせて選びます。お昼~午後の時間帯など、赤ちゃんのお昼寝の後に時間を設定することが多いですが、中には土日に都合がつかず、平日パパの仕事が終わった後のディナータイムに行うなど、さまざまなパターンがあるようです。

お食い初めの祝い膳セットとは?男の子と女の子の違いも

お食い初めに使う食器、いわゆる『祝い膳』も迷ってしまうポイントかもしれません。伝統的な風習にならうならば、漆器という漆(うるし)塗りの昔ながらの器を利用します。漆塗り食器の産地で有名なのは、石川県加賀市の『山中漆器』、福島県会津市の『会津漆器』、和歌山県海南市の『紀州漆器』、こちらの3点が日本三大漆器と言われる有名な漆器です。大量生産はしていないので高価ではありますが、一度買ったら子どもや孫の世代まで半永久的に使うこともできます。もしかしたらご実家に代々伝わっている漆塗り食器セットがあるかもしれないので、あるかどうか聞いてみてもいいかもしれません。

祝い膳は漆塗りでなくても…という場合は、合成漆器や竹製、樹脂製、陶器製など、いろいろな材質の食器があるので、予算や使い方に合ったものを選びましょう。

近年では祝い膳セットのレンタルも可能だそうです。レンタル期間は1週間程度という場合がほとんどですが、自宅にあまり保管用スペースがないという家庭などに人気があるサービスです。ベビー用品がレンタルできるお店、専門のネットショップでは種類も豊富に取り揃えているので、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

食器の種類によっては、男の子と女の子でカラーや模様が違うものもあるのでご注意を。特に、漆塗り漆器の場合に、男の子用は表面内側共に朱塗り(赤)でお箸も朱塗り、金または黒漆で男紋を入れ、菖蒲や日輪などの文様を入れ、ご膳の脚は低めのものを使います。女の子用の方は、食器の表面は黒塗りで内側は朱塗り(お箸は黒)、男紋は銀で入れ、絵付けは花文様や束ね熨斗文様、ご膳の脚は男の子用より高め、というのがスタンダードです。

最近では食器の柄が伝統的な和柄ではなく、ディズニーなど人気キャラクターの商品もあります。

お食い初めにもお祝い金が?

お誕生日会ではバースデープレゼント、クリスマス会にはクリスマスプレゼントを持ち寄るように、お食い初めは『誕生100日のお祝い』なので、お食い初めに招待された場合はお祝い金を用意します。金額の相場は赤ちゃんとの関係(続柄)で変わりますが、赤ちゃんのおじいちゃんおばあちゃんに当たるならば、約1万円が一般的。お祝い用の熨斗袋(ご祝儀袋)に『御祝』や『祝お食い初め』などと表記し、紅白の水引を蝶結びにして、赤ちゃんの両親に渡しましょう。紅白の水引の結び方はほかに二度とほどけないようにしっかりと固く結ぶ『結び切り』、結び切りと同じく水引の両端が上を向いた『あわじ結び』という形もありますが、こちらは結婚祝いや病気の快気祝いなど、「一度きりであって欲しい祝事」のときに使います。赤ちゃんが産まれるのは何回でもいいことなので、水引の形は気を付けて結ぶことをおすすめします。

お食い初めの時の服装は?

お食い初めメニューや食器が決まったら、服装のことも忘れてはいけません。お宮参りのあと割烹で行うときは、白い産着の上に晴れ着や小袖を着せるのが伝統のやり方。男の子なら鶴や松など縁起の良い柄があしらわれた黒やグレーの生地のもの、女の子なら朱色の生地に花や束ね熨斗の柄入りのものというのが定番のようです。

和服ではなく、セレモニードレスやタキシードの洋服を選ぶ人も少なくありません。特に夏の暑い時期に100日を迎える赤ちゃんは、和服より洋服の方が適しているかもしれません。しかし、和服もドレスも高価なものが多いので、スタイは替えも含めて忘れずに用意しましょう。

別の日に家で行う場合など普段着でも構いませんが、もし思い出に残るようなかわいい服で写真を撮りたいというときは、和服や洋服のレンタルサービスや、比較リーズナブルな袴ロンパースも人気です。ネットショップ通販も充実しているので、ぜひチェックしてみてください。

両親、祖父母の服装も、和装・洋装と、赤ちゃんの衣装に合わせて選んで大丈夫です。赤ちゃんが和装でも、フォーマルな洋服なら浮いてしまうことも少ないはず。心配な場合は、参加する人と服装について打合せをすることもおすすめです。

最近はお食い初めメニューの通販も

2020年からのコロナ禍で浸透してきたデリバリー。お食い初めにもデリバリー、通販を利用するシーンが増えてきました。これまでデリバリーの定番だった仕出し店はもちろん、和食店や割烹などの祝い膳を提供しているお店が、祝い膳のデリバリーを開始している場合もあります。気に入っているお店で祝い膳のデリバリーがあるか問い合わせしてみてください。

赤ちゃんのお世話で忙しいママに人気なのが、祝い膳の通販セットです。鯛の尾頭付き、汁物、煮物など多種類のお食い初め料理が、真空パックや冷凍保存の状態で自宅まで届けてもらえます。

まとめ

日本特有のイベントと思われるお食い初めですが、中国では生後100日に行う剃髪、ヨーロッパにも『銀のスプーン』を贈るなど、日本のお食い初めのように、世界にも生後100日を記念して行う風習はいろいろあるようです。

伝統のお食い初めのやり方をご紹介しましたが、赤ちゃんが無事に育つようにという親心がこもっていれば、やり方はそれぞれが良いと思う方法が正解なのではないでしょうか。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 1000-200px_02.jpg

関連記事

バナー1

バナー
  •      
ページ上部へ戻る