災害時はトイレが断水!トイレ問題の現実や、手軽な非常用トイレを紹介

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台風や地震をきっかけに、家の断水を経験した……というご家庭は少なくないでしょう。

断水になると、水道が使えなくなることはもちろん、トイレの水にまで影響が出ます。

最近では耐震性能に優れた住宅も多いので、万が一の事態でも「避難所」ではなく「在宅避難」を選ぶ方も多くいます。

しかし断水になっていれば、避難所でも在宅でも、どちらもトイレは使えません。

実はトイレ問題は、災害が起きるたびに問題になってきたテーマでもあります。

特に衛生面の徹底が求められるコロナ禍では、排泄物をそのままにしておくわけにはいきません。

万が一の事態にあわてないためにも、トイレ問題について詳しく知り、トイレの断水に備えて準備しておきましょう。

避難所のトイレ問題とは

避難所では、建物内のトイレだけではなく、外にも仮設トイレが設置されることがほとんどです。

建物内のトイレは数が限られているので、大人数の避難住民の用をまかなうには不十分。そこで仮設トイレを増設するのですが、災害発生から仮設トイレ設置までは1か月かかるケースもあるので注意が必要です。

路面の状況によっては、仮説トイレを運ぶトラックが走行できません。また建物や木などの損壊が大きいと、それだけで通行止めになってしまうことも……。

名古屋大学の調査によると、東日本大震災において避難所に仮設トイレが設置されるまでの日数は、半数以上が「4日以上」。そのうち「1か月以上」だった避難所は、全体の14%にも及ぶそうです。

災害のストレスが体調に影響する方は少なくありませんが、駆け込める場所がないとまさに死活問題といえるでしょう。

在宅避難のトイレ問題とは

自宅に「防災セットを準備している」という方は多くいます。

しかし、「非常用トイレ」まで準備していますか?

日本トイレ研究所の調査によると、自宅に「非常用トイレ」を備えている家庭は、日本全体で16.9%程度。「飲料水」「食料品」などは半数以上の家庭が準備していますが、トイレ問題までは意識しにくいようです。

備蓄した水を水流の代用としてトイレに流す方もいますが、排水管が破損していると逆に汚水があふれることもあるのでご注意ください。特にマンションでは、上階の汚物が下の階であふれるなどの事例も報告されているので、安易に水を流すのは危険といえます。

トイレ問題が「災害関連死」につながる?

清潔なトイレが当たり前だった私たちにとって、断水で排泄物が流れないことがわかると、トイレの使用を避けるようになります。

トイレに行きたいのに我慢すると、腹痛や膀胱炎などを引き起こします。また喉が渇いているのに水分補給をしないと、脱水症状や下肢静脈血栓などのリスクも。

また排泄物にはたくさんの菌がいるので、「トイレに排泄物が溜まっている」というだけでも感染性胃腸炎を引き起こしかねません。

災害時に断水はつきものです。

断水がきっかけで思わぬ病気を発症しないためにも、「断水に備えて今できることは何か」を考え、準備しておきましょう。

非常用トイレを備蓄しよう

非常用トイレには、「簡易トイレ」と「携帯トイレ」の2種類があります。

「し尿を分けるタイプ」「単に溜めるタイプ」「凝固するタイプ」など商品によって性能が異なるので、ご家族で話し合って購入しましょう。

また、在宅避難用・防災セット用と分けて保管するのもおすすめです。

家族がトイレに行く回数を基準に、少し多めに備蓄しておいてくださいね。

簡易トイレとは

簡易トイレは、組み立てて座るタイプになります。折りたたんで持ち運べるものも流通しているので、防災セットの中に入れておくと安心です。

おまるとしての使い方に似ているので、幼いお子さまがいるご家庭は簡易トイレをおすすめします。

なお、簡易トイレは自作できます。

ダンボールを箱型に組み立てて、上面をくり抜き、そこにポリ袋を張るだけ。新聞紙を詰めれば、用便を吸収してくれます。

お子さまと休日に、遊び感覚で製作してみるのも楽しそうですね。

携帯トイレとは

携帯トイレは、ビニール状の袋を洋式便座にセットして使います。コンパクトに収納されているため、防災セットはもちろん、車の中に常備する方も多くいます。

使った後は便器の中から取り出して廃棄しなければならないので、避難所のトイレよりは、在宅避難向けのグッズといえるでしょう。

トイレ代わりにできる意外なもの

万が一の事態は、いつ起こるか分かりません。

せっかく家に防災セットを準備したにも関わらず、散歩の最中など外出先で被災してしまうこともあるでしょう。

お子さまのおむつは、レジ袋と布があれば作れます。

レジ袋を引き裂き、T字型に。そこにタオルをあてれば、即席おむつの完成です。

また、サイズアウトして履けなくなったおむつも重宝します。

お子さまだけではなく、大人のためのトイレ代用品としても使えるのです。

警視庁警備部災害対策課が発信した情報によると、子ども用の紙おむつでも、大人の尿をしっかり吸収。大人の尿量は1回200~300ml程度といわれていますが、1Lの水でもまったく漏れなかったそうです。

他にも、要介護の家族がいなくても、介護用パンツを非常用トイレ代わりに常備しているご家庭も。

このように様々なものが万が一のトイレ代わりとして使えるので、非常用トイレの備蓄はもちろん、いざという時には身近なグッズも工夫して使いこなしましょう。

まとめ

災害は、いつ起こるか分かりません。

災害が発生すると断水することがあるので、水分補給はもちろんですが、コロナ禍の現在はトイレの衛生面が特に懸念されます。

「排泄物を流すときはフタを閉めてください」と注意喚起する店は少なくありません。人の排泄物にはたくさんの菌がいるため、それを流せないとなると、トイレをきっかけに大きなクラスターが起こりかねないでしょう。

万が一のために、今から非常用トイレを準備してください。

「自分だけのトイレ」を確保して、避難所でも在宅避難でも、清潔な生活をキープしましょう。

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